
せかけ(筆者)
- ラノベ作家なのにストーリーを考えるのが苦手な人
- Youtube漫画動画のシナリオライター
- 作家のモヤモヤを世界一やさしく解説するブログを作るのが目標
小説やシナリオ構成では、よく起承転結の話題が上がりますよね。
短編では、そのまま使えますし、長編小説では、起承転結を章節毎に発生させたり、
アレンジしたりもできるので、覚えておいて損のない技術です。
ただ、それと同時に難しいと感じる方も多いのではないでしょうか。
今回は、そんな悩みを解決します。
簡単な起承転結の作り方
まず、起承転結とは
起承転結は、簡単にいうと、以下の4つに分けたパートで構成されています。
- 起……物語の始まり。世界観を伝える。物語が展開するきっかけが起こる。
- 承……物語の展開が本格的になる。山場に向けて話が進んでいく部分。
- 転……物語の流れを変える何かが起こる。物語のテーマ(伝えたいこと)。
- 結……物語の締めくくり。
配分は人それぞれですが、
一般的には、「起」が10%、「承」が40%、「転」が40%、「結」が10%くらいが目安です。
もちろん初めの「起」から始めるのが一般的ではありますが、
筆者は、「転」から考えることをおすすめします。
物語のテーマ(話を通して伝えたいこと)の「転」から書くと書きやすい
「転」というのは、何度も言うように、貴方が作品を通して伝えたいことです。
テーマはシンプルで構いません。むしろ、「○○は○○だ」と一言で表せる方が
考えやすいと思います。
例えば、桃太郎を「友情は最高だ」と言うテーマで書く場合は、
サル、イヌ、キジと協力する既存のような物語になるでしょう。
「復讐は最高だ」と言うテーマで書くなら
序盤でお爺さんとお婆さんが鬼にやられてしまい、サル、イヌ、キジを雇って、
復讐を誓う物語になるかもしれません。
このように、テーマ一つで、物語の雰囲気が決まってくるので、「起」も自ずと
考えやすいのではないでしょうか。
それでも考えつかない!と言う方は、「起」を「転」のアンチテーゼにしてあげるのも
手です。
例えば、先ほどの「友情は最高だ」と言うテーマであれば、
そのアンチテーゼに、「起」でテーマとは反対の桃太郎をわがまますぎる性格に設定します。
するとどうでしょう。
このわがまますぎる状態から、「友情は最高だ」と言うテーマに持っていくためには
色んな状況、設定、葛藤が必要になるので、アイデアも浮かんで来やすいと
思います。その部分は繋ぎである「承」になるので、後は「結」でまとめてあげる
という形になります。
また、ストーリーの整合性を上げるためには、特に、葛藤を入れてあげると
全体として、違和感がなくなります。葛藤については、こちらで詳しく解説しています。

まとめ
如何でしたでしょうか。
少し、起承転結が考えやすくなったのであれば、嬉しいです。
では、最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
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